パムッカレツアー
パムッカレはトルコの南西部に位置する。
純白の石灰棚と古代ローマ遺跡ヒエラポリスという、自然の地形と歴史的な遺跡を併せ持つ複合遺産として世界遺産に登録されている。
今回はホテルのツアー、45 euro(6000円弱)に参加。
入館料、英語ガイド、昼食、交通費込み。
一人で行けばもっと安いけど、交通機関を考えるのが面倒だったのと、説明を聞きたかったのとで払ってしまいました。
まずはヒエラポリス
入り口の地図
Aから入って左回りに歩いていく。
坂道が結構きついので、足腰弱い人は注意。
入り口はこんな感じ。
チケットには50TLと書かれていた
一人で行くならmuseum passも要検討かな
入場した後は左に進んでいく。
掘ったら石畳が出てきた、ということは、地下にはまだまだいろんなものが眠っているということ。
パムッカレの水量はなぜ調整されている?
お待ちかねの石畳
パムッカレは石灰華段丘からなる丘陵地で、大地から湧きだした温泉に含まれる炭酸カルシウムが、険しい崖に美しい100以上の石灰棚を作り出している。
世界遺産になる前は誰でも自由に入ることができ、近隣のホテルはここからお湯を引いていたようだが、今は政府に徹底的に管理されている。
ホテルは町の中心部に移動され、パムッカレの水を利用することは厳禁。
商用利用がなくなったことで、水は以前よりもきれいになったんだそう。
こういった橋も用意された。
昔は手前の黒ずんだところまで水があったんだろうか。
パムッカレの水の量は調整されている。
温泉なので地面から湧き上がっているのだが、こういったホースから石灰石に水が流されている。
これは、石灰岩の白さを守るため。
水がある場所はだんだん石灰が黒ずんでくる。
一定期間同じ場所に水を流した後、太陽の光に充てる期間を作ることで白さが戻るらしい。
よって、パムッカレは行った時期によって水が流れている場所が違う。
タイミングが悪いと水の流れを切り替えたばかりで水が溜まっていないこともあるらしい。
今回はラッキーなタイミングだったようだ。
もう少し進むとお湯を楽しめるくらいの水深の場所がある。
ベンチで靴を脱いで行ってみる。
深さが分からないけど恐る恐る入ってみると。。。
こんなもん。
もっと深いところでもひざ下くらい。
それでも、あったかいー!!!
エーゲ海側はイスタンブールやカッパドキアよりも暖かいとはいえ、まだちょっと肌寒い4月のトルコ。
日本で入る温泉の温かみを思い出した。
水着を着てどっぷり浸かっている子供もいる。
でも暖かいのは最初の水たまりだけで、奥の水たまりは冷たい。
クレオパトラプール
次に向かったのはパムッカレ・テルメルという温泉プール。
泳ぐのは追加料金だが、ローマ時代の遺跡と一緒に湯を楽しむことができる。
パムッカレの湯はクレオパトラプールとも呼ばれているらしい。
実際にクレオパトラが来たかどうかは分かっていないが、ミネラルが豊富で肌によく、美容に良い湯ならクレオパトラも来ただろう、ということだ。
学術的にも「諸説ある」くらいの感じで、はっきりしたことは分かっていない。
プールに入らなくても湯を楽しめる場所がある。
この湯は飲めると聞いたのでなめてみたが、めちゃくちゃまずかった。
鉄みたいな味がするのは沈んでるコインのせいだろうか・・・。
温泉の成分が変わるからコインは投げないでってちゃんと張り紙もあるのに。
これでパムッカレのお湯ゾーンは終わり。
次回はヒエラポリスの遺跡群