航空券をとってからどこに何泊するかを決めたせいで、見所満載のセルチュックに泊ったのはたった1泊。
couch surfingを使ってローカルの子の家に泊り続けていたトルコ旅行で、唯一ゲストハウスを使った一泊だった。
トルコに来て初めて一人になった。
夜ご飯を食べようと街に出てみると
Hi! Where are you from?
こういうのは大体販促なので、いつもは歩きながら軽く答えてスルーするのだが、この人はすごく良い人そう。
買わないからなーと思いつつ、言われるがままに座って話し込んでしまった。
そしたら隣の店で売っていたチャイをご馳走してくれた。
生きることの基本って、話すことだと思うんだ
ホテルにチェックインして、ツアーに参加するだけじゃ、旅はすぐ終わっちゃうでしょ?
僕みたいなローカルと話してみて
これが僕らの生活、これがトルコなんだ
これはもう、完全に同意。
僕の仕事を見て行ってよ!
買ってってことじゃないからね!笑
そう言ってもらえるとありがたい。
話を聞いているうちに、本当に良い店だったので本気で紹介させてもらうことにした。
自分のブログを持ってるんだけど、このこと書いても良い?
と聞いてみると
もちろんだよ!
人と人が会って、話して、こうやって何かが生まれていくんだね!
なんだかすごく気分が良い。
セルチュックのホテル街から、土産物とレストランが多い通りに出たところに、この店はある。
Namık Kemal Caddesi 35920 セルチュク イズミル トルコ
こちらが店と、店長のアリーさん。
様々なハンドクラフト品を扱っているが、店長の本職は皮の靴。
おじいさんから引き継ぎ、20年作り続けている伝統の技だ。
こちらがその靴
冬用と夏用がある
冬用はそのまま履いても、折り返してはいてもかわいい。
ジーンズでも、スカートでもショートパンツでも合うデザインだ。
裏にはゴムがついていて、防水加工もきちんとされている。
防水のため縫い目も2重、3重になっている。
作るのに3日はかかるらしい。
夏用はこっち
靴下を履いても良いが、裸足のまま楽しむのが良いとのこと。
見た目としても裸足で履いた方が格好良い。
(履かせてもらったのに着画がない・・・)
皮の通気性で汗をかいても蒸れない。
最初は足裏の縫い目部分が気になるが、履いているうちに皮がなじんで縫い目が沈むそうだ。
皮の感覚が固い床でも柔らかい。
冬用が575TL、夏用が371TL。
1TL=20円の現在でもちょっと高めの買い物ではあるが、
- 完全にハンドメイド
- どんな服にも似合う長く使えるデザイン
- 柔らかい皮でできた靴の履き心地
と考えれば、良い買い物だと思う。
稼げるようになったら絶対に買いたい!
自分の持ち物にこだわりを持って、「背景」がある物を持てるようになりたい。