私がブルネイに行った一番の目的はモスク。
3大宗教の中で一番好きな宗教施設です。
ブルネイはイスラム教を国教としているので、モスクもたくさんあります。
特に有名なのがオールドモスクと呼ばれるスルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスクと、ニューモスクと呼ばれる ジャメ・アスル・ハサナル・ボルキア・モスク 。
オールドモスク
オールドモスクは、1958年に28代国王が建てたモスク。
Yayasan mallの近くにあり、The brunei hotelからも歩いて行けます。
手前の船は、ブルネイの黄金期、16世紀を治めた5代目スルタンの船だそうです。
16世紀ブルネイは現在のマレーシア、フィリピン、インドネシアの一部を含めた範囲を支配しており、「ボルネオ島」というのも「ブルネイ」が訛った島の名前だと言われています。
オールドモスクは内部の見学もできます。
今回はガイド付きだったので、どこまで入って良いのか迷うことなく見学することができました。
イタリアから取り寄せた大理石、ベルギーやアラビアから取り寄せた絨毯、英国製のステンドグラスなど、世界各地から最高級品が集められています。
右手奥には王室専用のエスカレーターが設置されています。
イスラム説教師は右奥の台から言葉をかけ、声が響くように建物はドーム型になっています。
女性は左側の仕切りの向こうからお祈りします。
ニューモスク
ニューモスクは29代目国王が1994年に建設しました。
国王がポケットマネーで建設したそうです。
こちらは2023年2月現在、非ムスリムは内部の見学ができないようになっています。
少し前まで外壁のタイルを掃除する作業をしていて、今は内部の工事中だそうです。
最初の画像は靴箱から撮ったのですが、靴箱とモスクの間にコンクリートの道路があり、暑すぎて靴を脱いでから渡るのが難しく、使われなくなってしまったそうです。
ちょっとした設計ミス、、
モスクの後ろには楽園をイメージした美しい噴水が。
ブルネイは普通の道にも緑が溢れていて、ゴミなども少ない綺麗な町です。
周囲の景色にもなじみます。
夜はどちらのモスクもライトアップされていて、より美しかったです。
ブルネイはモスクのミナレット(塔)より高い建物は建てられないことになっています。
神様を見下ろすことになってしまうからです。
やや高いビルには、ビルの屋上に礼拝できる場所が作られておりそこがモスクになっているので、神様を見下ろすことにはなりません。
そのおかげで、ブルネイではどこにいてもモスクが映える美しい街並みが映ります。