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【富山県】三連休で黒部ダムに行ってきた - TripLearner
【富山県】三連休で黒部ダムに行ってきた - TripLearner

観光でダム?
と思ってあまり期待していなかったのですが、富山県の黒部ダムは見所満載でした。
今回はそんな黒部ダムのご紹介。

黒部ダムって?

黒部ダムがある北アルプスは降水量が多い山脈地帯で水力発電に適しており、昭和以降何件ものダムが建設されました。
しかし、黒部川は大量の雪解け水がありダム建設に向いているにも関わらず、気候変動が激しく、また断崖絶壁で危険だったため何度も建設が中止されてきました。

そんな中、高度経済成長期の電力不足を解消するために黒部川のダム建設に挑戦したのが関西電力です。
黒部ダムの建設は1957年10月から、関西電力によって進められました。

元々困難だとされていた黒部ダム建設ですが、作業は本当に命がけだったそうです。
大量の資材が必要なのに奥地にあるため車では運べず、人間が重い荷物を持って登山することになったり。
過酷な冬には作業現場が雪に閉ざされ、食糧不足に陥ったり。
トンネルを掘ると破砕帯という地層が軟弱な場所が存在したせいで大量の冷水が吹き出してきたり。

建設期間は7年に及び、171名もの作業員が死亡しました。

場所と行き方

黒部ダムは富山県と長野県の境に位置します。
1日1000円で使える無料駐車場が十分な広さあるので、車で行くのが便利ですね。
バスツアーを使っている観光客も多くいました。

長野県側の扇沢駅から黒部ダムに向かう方法と、富山県側の立山駅から向かう方法があります。
今回は扇沢駅に車を止めました。

3連休は混むと思うから、チケットを買ってバスに乗るまでに3時間はかかると思った方が良いよ

と旅館の女将に言われて早めに出発しましたが、10時着でもチケットはスムーズに購入できました。

黒部ダムの見所

今回は長野県側の扇沢駅から大観峰までの区間を往復しました。

https://www.kurobe-dam.com/kankou/alpine_vehicle.html

扇沢駅から黒部ダムまでの移動は電気バス。
ダム建設のための作業員が苦労して堀ったトンネルを走ります。

途中の青い看板は「破砕帯」と呼ばれる軟弱な地層があった場所で、トンネルを掘り進めようとすると毎秒660Lもの土砂と水が吹き出してきたそうです。
あっという間に通り過ぎる破砕帯。
通常なら8日間ほどで掘り終える長さだそうですが、この工事には7ヶ月も要したそうです。
この寒い地域で7ヶ月。その厳しさが伺えます。

ダムの行員を降りて、ビル13階分もあるという長い階段を登れば、黒部ダムです。

晴れていたので虹が綺麗にかかっていました。

レストランでは黒部ダムカレーをいただきました。
黒部湖の色と同じグリーンカレーと、ダムの形を模したライス。

レストランでは黒部ダムの工事の様子を映画にした動画も見られたようです。
時間がなかったのでこれはパス。

黒部ダム駅から黒部湖駅までは橋を渡って歩きます。
橋の上から覗く放水はすごい迫力。

黒部湖駅からはケーブルカーで黒部平へ。そこからロープウェーで大観峰に向かいます。
大観峰からは荘厳な北アルプスの景色。

ロープウェーからの下りの景色もまた優美。
ちょっと早く乗り場に行って進行方向の場所を確保するのがおすすめ。

行きはケーブルカーを使った黒部平ー黒部湖間を、帰りは遊歩道を使って歩いて下りました。
遊歩道というか、ただの森・・・。
中々厳しい下山になりました。

厳しい下山を乗り越えてからのハサイダー。
破砕帯の湧き水を使ったサイダーだそうです。

ここから先は快適な湖畔遊歩道。
湖と森を眺めながらゆったりとしたお散歩です。

15時以降は帰宅ラッシュで黒部ダムー扇沢間の電気バスがとても混むので、時間には余裕を持って動きましょう。

カテゴリー: Japan

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