前回は言語が不思議な話をしたので、今回は教育。 この何語がメインなのか分からない状態は一体どこからきているのか??
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政府が運営している公立の学校の他に、私立ではないがちょっと特殊な公立がある。 公立が年間200RMなのに対して国立は月500RMということで相当値段が違う(正確じゃないかも)
「特殊」にも色んな特殊があるんだろうが、今回は中国語で授業をしているという意味で特殊な小学校にお邪魔した
授業は全て中国語(マンダリン)だが、中国系しか入学出来ないわけではなく、マレー系やインド系も少数だが何人かいる。
驚いたのは、民族ごとに制服が違うこと。
これはネットから取ってきたマレーシアの学校の制服だが、宗教を考慮して好きな制服を選べるようになっている。
民族によってきっちり決まっているというよりは、宗教を考慮して選択できる、という感じのようだ。
お邪魔したクラスはマレー語の授業中だった
あれ、マレー系は家ではマレー語なんじゃないの?
と思って聞いてみたが、まあどっちにしろマレー語の授業もちゃんとやるらしい。
一緒に訪問したマレー系の大学生は、マレー系でも中国語を話せるのは将来大きなアドバンテージになると言っていた。
まあ、話せる言語は多いほうがいいよね、そりゃあ。
子供たちは拙いながらも綺麗な英語で私達に発表してくれた。
ちゃんと練習してきたんだろうけど、まあ日本人の小学生よりは話せる様子(最近の小学生のレベル知らないけど)
高校についても聞いてみた。
マレーシアは子供が多いので(一家庭4人くらいが普通らしい)、学校も30人クラスが18クラスくらいあるらしい。
勿論地域差があって、これは都心の話。
高校から大学のような選考が分かれていて、サイエンス、数学、会計、文学…などなど。
数学科が全く文系科目をやらないわけではないけど、専門は高校から決まっているよう。
大学の授業はほぼ英語。
マレー系も中国系も、授業は英語なので、アカデミックな話は英語の方が分かりやすいんだそう。
ここまで英語が浸透していると、アカデミックな言語の中にはそもそもマレー語にない単語もあるんだろうけど。
何でもかんでも日本語が一番分かりやす苦なる単一言語の自分からは全然想像できない・・・
「母国語」の意味が国によって変わることに、だんだん気が付いてきたハヤブサです。
マレー系が多いクラスだとマレー語になることもあるけど、基本的には英語だよ。