実はハヤブサ、マレーシアでサマースクールに参加した今回がムスリムとちゃんと話す初めての機会でした。
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ムスリムはスカーフ🧕があるから見た目で分かる。
今まではイスラム教のことは全く分からないから得体が知れなくて怖いな…なんて思いも多少ありました。
でも、マレーシアの普通の大学生としてのムスリムに出会って少しだけ理解。
今回はそんなムスリム文化を紹介していきます。
1.肌を見せてはいけない
マレーシアは平均気温31度の熱帯気候。
それでもムスリム女性は長袖、長ズボン+スカーフ。
腕まくりすらしません。
男性に肌を見られたら結婚しなければならない、という掟は割とガチらしいです。
飲食店の店員など、ヒラヒラのスカーフでは動きにくい時はガッチリ固定したフードみたいな格好。
ムスリム小学生の制服もフード付き。
ムスリム女子小学生の集団は、てるてる坊主がたくさん歩いているみたいですごく可愛い!
マレーシアのビーチはとても綺麗だけど、水着になれないから泳げないんじゃ・・・?
と聞いてみたら、
ムスリム女性用の水着も存在するんだよー。
私は水泳が趣味だから毎週泳いでる!
なるほど、宗教を守りながらでも楽しく生きる方法は開発されていくんだな。
2.女の子だけならスカーフは脱ぐ
マレーシア人と同じ部屋に泊まることになった時のこと。
勿論スカーフは取ってから寝ていた。
スカーフの下はショートカットだった。
ちょっと衝撃の事実だった。。。
家族か同性の前なら脱いでも問題ないらしい。
3.お祈りの時間は調整可能
ムスリムは1日5回お祈りする。
モスクでお祈りの時間に流れる音楽のようなもの(アザーン)は、「お祈りの時間だからムスリムはモスクにおいで」という内容らしい。
でも毎日5回時間ぴったりにモスク行くのはほぼ不可能なので、近場のprayerルームに空いてる時間に行くことが多い様子。
だいたい10分くらいで戻ってくる。
時間調整可能と言っても、朝にまとめて5回やってその日は終わり、ではダメで、次のお祈りの時間までに前のお祈りを終わらせる、くらいのルールはあるらしい。
4.ヒジャブかニカブかはそんなに意味がない
私が関わった大学生ムスリムは全員いつもヒジャブ
あの目の下まで隠すやつは着ないの?
と聞くと
それは人によるよ。私は暑くて嫌だから着ない。
とのこと。
そんな感じで決まるのね。笑
ちなみに、お洒落なマレー系女子大生はスカーフの柄が毎日変わる。
巻き方も色々。
顔の下で飾りつき安全ピンで留めるタイプのが可愛いって言ったら、安全ピンをくれた。
教授クラスになるとブランドのロゴが入った高そうなスカーフをしていることも。
みんなオシャレだなー。
5.結婚が早い
女性は学部を卒業したらすぐに結婚するのが割と普通らしい。
修士の人たちはほぼ全員婚約済みか既婚者だった。
男性はもうちょっと遅いこともあるそう。
中には同い年の同じ学科の男性(学部卒で就職)と結婚した修士女性もいたけど。
6.ぶっちゃけムスリムやるの面倒臭くないの…?
ムスリムは豚を全く使用していないハラール食品しか食べられない。
毎日お祈りが必要。
女性なら常にスカーフを被って肌が見えないように気を付けなければならない。
聞いて良いのかとは思いつつ・・・
ぶっちゃけムスリムとして生活するのって面倒じゃないの???
でもムスリムからしてみれば、
小さい頃からこれが当たり前だったから、今でも普通のこととして受け入れているそうだ。
海外に行ってもハラール食品やprayerルームが全くないわけではないので問題ないとのこと。
あなたにとっては面倒に見えるかもしれないけど、私にとってはこれが日常よ
ムスリムってどんな気持ち?の前に、宗教を持つってどんな感じ?というところから今一つ分かっていないので的を得た質問ができない…。
でも、周りの中国系やインド系はムスリムじゃないのに、それでも家族がムスリムならムスリムとしての生活が普通だと思えるものなのかな。
私が聞いたのはマレーシア大学生のムスリムの話で、地域や年代が違えば、もっと厳しい宗教規律と生きているムスリムもいるんだろう。
まだまだだけど、ムスリムのこと、宗教のことがちょっとだけ理解できた気がする。
アメリカに留学した日本人と、アメリカでルームメイトになったムスリム女性の漫画がこちら。
ルームメイトとして仲良くなったから聞ける、ムスリムの話が描かれている。
ムスリムにとってのイスラム文化がちょっと分かる。
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