ボルネオ島、コタキナバル、サバ州にある州立モスク。
Sabah State Mosque
外観の美しさでは市立モスクの方が有名とはいえ、モスク好きとしてはこちらも見学しておきたい。
ということで、今回は中まで見学させてもらいました。
州立モスクの入場料は無料ですが、内部を見学するには礼拝の時間を避けなければなりません。
見学時間
金曜以外:8:00-12:00, 14:00-17:00
金曜:14:00-17:00
具体的な礼拝の時間は日々変わりますが、上記の時間に行けばだいたい大丈夫なようです。
まあ、12時直前や17時直前は避けた方が無難でしょう。
外観はこんな感じ。
金色に輝くドームが美しいです。
メインエントランスに行って中を見学したいと伝えると、フード付きの上着を貸してもらえます。
女性はそれを着て入ります。
男性は半袖でも問題ないですが、長ズボンを着用しましょう。
靴は脱ぎます。裸足でも問題ありません。
一人で行ったからなのか、受付の人がそのままガイドしてくれました。
折角なので色々質問させてもらいました。
州立モスクが開かれたのは1977年。
今年で42年目で、サバ州で一番古いモスクなんだそうです。
高い塔(ミナレット)は高さ66m。
その周りを囲むように16の小さなドームがあります。
最大収容人数は5000人!
入り口にあるのは塔の部分。
この塔の中にスピーカーが入っていて、アザーンを流しているそうです。
アザーンというのはお祈りの時間をムスリムに伝えるために流されるアラビア語の音声。
一階のその他の部分、及び2階のほとんどはお祈りのためのスペースです。
ただし、男性専用。
女性は写真の奥のカーテンの向こうだけです。
女性のスペースが男性の後ろに隠されるように設置されている理由は、一つには、無駄に男性の目にさらされないようにするため。女性を守るためです。
また、礼拝に来る人の多くは男性で女性は家でお祈りするため、女性用のスペースは狭いんだそう。
お祈りの時間ではありませんでしたが、中ではコーランを読んでいるムスリムや、モスクで横になっている人がいました。
内部には、礼拝の時間を示すモニターが置いてあります。
礼拝の時間は太陽の動きによって決まるので、毎日2分単位でズレていきます。
その時間ぴったりに祈らなければならないわけではないのですが、ムスリムたちは今日のお祈りの時間を確認しながら生活しているんですね。
因みに、私がマレーシアに行ったのはラマダンの時期。
2019年は5月5日から6月3日までがラマダンで、この期間、ムスリムは日が出ている間飲食ができません。
熱帯地方のマレーシアにおいても、日中水を飲まないそうです。
知れば知るほど神秘的なイスラム教。
どんどん興味を惹かれます。