年末年始のスペインで観光は可能か？

2024年、12/23-1/4でスペインを旅行しました。
一般的なオフィスワーカーだと年末年始が休暇を取りやすい、一方で、観光地側もホリデーシーズンは休みになってしまうのではと行く前から懸念はしていました。
ここでは結果を共有します

クリスマス

傾向としては、12月24日の午後から12月25日の午前までが休みになるようです。

12月24日、クリスマスイブ

24日は早朝からセゴビア・トレド1日観光ツアーに行きました。
午前中に行ったセゴビアは通常通りでしたが、午後のトレドではアルカサルに入場できませんでした。
周辺の雑貨屋もガイドブックに載っていた店はほとんど営業時間外。
ランチは食べられたものの、夕方にはカフェも店じまいを始めてしまったのでマクドナルドで時間を潰すありさま。
石畳の街の雰囲気や建物の外観は楽しめましたが、少々残念なトレドツアーになりました。

19時にマドリードに戻ると、サンアントン市場やスペイン料理を出すようなレストランは全部閉まっていました。
トルコ料理や中華など異文化的なものや、ファストフードは営業しているので全く食べられないわけではありません。
カフェは夜なのもあって閉まっていますが、チュロス屋は何店舗か営業していました。

とはいえ、グランビアなどのメイン通りは派手にイルミネーションされており、各種ブランドショップも営業していないのにショーウィンドウの明かりは消さないので街は明るいです。
イルミネーションを楽しんでいるのか暇なのか、街を歩く人の数もとても多い。
家族で食事するために店を休みにしたんじゃないの？みんな何してるの？

12月25日、クリスマス

25日はマドリードで1日過ごしました。

朝はカフェすらほとんどオープンしていません。
老舗のチュロス店Sanginesだけ営業していて、客もかなり入っていました。
美術館や王宮などの観光名所はもちろん、マーケットも営業していません。
プラド美術館だけは、通常の倍近い料金でしたが予約できるようになっていたので営業していたようです。
クリスマスマーケットも午前中は数軒のおもちゃ屋だけの営業です。

午後からはサンアントン市場やバルが開き、クリスマスマーケットも賑わいを取り戻していました。
大型ショッピングモールやブランドショップなどは午後も営業していませんでした。

12月26日、聖ステファノの日

26日はマドリードから鉄道（Renfe）でバルセロナに移動しました。

クリスマスも終わって通常営業かと思いきや、クリスマスの翌日も祝日のようで、ショッピングモールやブランドショップは閉まっていました。
カフェや飲食店は通常営業でした。

年末年始

27日から30日までは通常営業でした。
一部ブランドショップは短縮営業や休みになっていたようですが、普通に観光できました。
日曜日はホリデーシーズンに限らず短縮営業になる飲食店が多いです。

12月31日、New Year Eve

大晦日はバスク地方のビルバオで過ごしました。

午前中は一部のスーパーは閉まっているものの、ショッピングモールも営業していました。
グッゲンハイム美術館は大晦日も17時まで営業していて、ランチの予約もできたので、観光も楽しめました。

ディナーを外で食べるのは無理だとホテルのコンシェルジュにも言われており、午前中にスーパーで部屋食にできそうなものを買っておきました。
ランチが豪華だったのであまりお腹は空きませんでしたが。

夜は土産屋は勿論、ヌエバ広場のバルもほとんど閉まっていました。
一部営業しているバルは、外まで人が溢れるくらいの賑わいなので割って入って注文するのは至難の業だと思います。
営業しているように見えて馴染みの客と家族で食事していそうな店もありました。
何故か理髪店やネイルサロンは夜までやっていました。

1月1日　New Year

フランスバスクのサン＝ジャン＝ド＝リュズで過ごしました。
そもそも夏のビーチリゾートなので冬に行って何するんだという話なのですが、店はほぼ開いておらずやることがなかったです。

高級レストランのLa Kaikuはやっていました。ランチ58€（ひどい円安なので9500円くらい）にビビって行きませんでしたが。
リネンが有名でしたが、土産物屋はほぼ閉まっています。

ルイ14世が過ごした館などの観光名所はそもそも冬季休業です。
ルイ14世とスペイン王女マリー・テレーズとの結婚式が行われたサン・ジャン・バティスト教会は見学できました。
ルイ14世広場では日中ずっと音楽が流れておりディスコ状態だったので、これはこれで楽しい雰囲気かもしれません。

海辺の道を散策することはできます。
海は綺麗です。岬から見る景色も素敵。この辺りの地域は毎日晴れなのでいつでもお散歩日和です。

1月2日には土産屋も開いていたので、元旦だけ避ければ冬のフランスバスクは楽しめると思います。