カッパドキアは公共交通機関がほぼないため、ツアーに参加して回るのが効率的です。
ただし、日本語ガイドは高額なので、ホテル経由で英語&トルコ語ツアーに申し込むのがおすすめ。
ここでは、「英語が苦手だけど英語ツアーに参加する予定!」という人のために、どんな話をされるのかを簡単に紹介します。
あらかじめ簡単な内容を把握しておいた方が英語での理解がしやすいと思うので、参考にしてください。
グリーンツアー概要
ツアー料金:33ユーロ
時間:10:00-18:00
ギョレメ周辺の複数のホテルから顧客をピックアップし、合計14人で一人のガイドと一緒にまわりました。
料金には、全てのチケット代と昼食代、交通費、ガイド代が含まれています。
ギョレメパノラマ
まずは山の上からギョレメを見渡せるギョレメパノラマへ。
「ジャンピングフォトが撮れる」と言われたので試してみましたが、ホストには自殺しようとしているようにしか見えないと言われてしまいました。。。
カッパドキアの奇岩は6000年前、火山の灰と溶岩でできた柔らかい地層が侵食されて作られました。
旧石器時代にはヒッタイト人が住んでいましたが、その後クリスチャンがローマ帝国の支配から逃れるためにこの地を利用しました。
この時移住してきたクリスチャンがギョレメの奇岩の中に教会や家を建てます。
この地の地名である「ギョレメ」とは、「見てはいけないもの」「隠された場所」という意味を持つそうです。
デリンクユ地下都市
カッパドキアには多くの地下都市がありますが、公開されているのは3つだけです。
グリーンツアーではその中でも最も大きいデリンクユ地下都市を見学することができます。
これは地下都市の上、地上から撮った空気穴の写真です。
デリンクユ地下都市は地下8階までありますが、掘りすすめるに当たって酸素を供給し土砂を捨てる穴が必要なので、この空気穴が一番最初にあけられます。
地下8階にいてもこの穴から空を見ることができます。
地下都市には、陶器で作っていたであろうポットを置く場所や、違う階の人に連絡するための声の通り道、家畜に餌をやるための穴、キッチン、ワイナリーまであります。
ワイナリーは、壁にワインを流していたという管とポットを保管できそうな穴がある場所でした。
本当にワイナリーなの?本当にこの穴の用途それなの?と疑いたくなるような話でしたが、地下都市の壁や床にある穴が何に使われていたものなのかを想像するのもまた一興。
この壁は、敵や裏切った仲間に罰を与える場所だったそうです。
この柱を十字架に見立て、上部の左右に空いた穴を使って人間を貼り付けていたんだとか。
地下都市内に教会もありましたが、地下は湿気が強いらしく絵の塗料は残っていません。
また、トイレも見つかっていないそうです。
セリメ修道院
次に訪れたセリメ修道院は、スターウォーズの舞台としてインスピレーションを与えた場所だと言われています。
ただし、実際に撮影されたのはチュニジア。
カッパドキアはスターウォーズに出てきません。
中々険しい道のりでした。
水によって侵食されてできた地形なので、水しか通れなさそうな道ばかりです。
床にこのような形の穴を見かけることがよくありましたが、これはこの時代のコンロだそうです。
大きい穴の部分に火を起こして鍋を置く。
大きい穴から続く細い窪みは、火の上に鍋を置いても火に酸素が行くようにするためのようです。
岩山を削って作られた教会です。
この地はクリスチャンの避難所に使われたり、地元の羊飼いの休憩所に使われたりと、時代によって様々な使われ方をしました。
教会なのに壁が黒ずんでいて、火を使った形跡があるのはそのせい。
教会として使っていた時代もあれば、ただの休憩所として使った時代もあったのです。
ランチ
ランチは、ベジタリアンやハラルのメニューを含む6種類から選ぶ形でした。
スープやサラダ、デザートにバクラバまでついていて大満足。
飲み物だけはツアー代金に含まれていません。
ウフララ渓谷ハイキング
ここはあまり説明もなく、ただ谷の中を散策してみよう、という感じでした。
進行方向に対して川の右側には行かないよう注意を受けます。
綺麗な空気の中、野花を見ながら散歩できたのは良いのですが、4月のカッパドキアで雹が降った。
画像の白い部分、塩ではなくて空から降ってきた氷です。
ただただ寒い、という感じでした。
さて、ネタバレはこの辺にしておきましょう。
いかがでしたか。
ここに書いた内容はツアーの全てではありません。
他にも色んな説明を受けて学べたことも多かったです。
皆さんも是非グリーンツアーを楽しんでください。
ただし、天候には気をつけて・・・。