ホストと一緒に空港から家に向かっていた時のこと。
後ろの席の若い男の人が話しかけてきた。
君たち、イスタンブールは初めて?
私はともかくホストは住んでるんだけどね。
なにはともあれ、このシリア出身、ドイツ在住、英語、アラビア語、ドイツ語がペラペラというノリの良いよくしゃべる男と仲良くなりまして。
連絡先を交換して、今度一緒に観光しよう!という話になりました。
で、イスタンブールの超定番観光スポットをホストと回ることになっていた日に一緒に来ないかと連絡してみたわけです。
結局バスで会ったチャラ男がいとこを連れてきたので、メンバーは4人に。
純日本人のハヤブサと、イギリス出身トルコ在住のホスト、シリア出身ドイツ在住のチャラ男と、シリア出身トルコへの移住を検討中のいとこさん。
ちなみに、チャラ男とは正反対の落ち着いた感じのいとこさんは英語が全く分からないので常にチャラ男を通してコミュニケーション。
俺通訳だから!
なんだかすごい国際色豊かなチームになりました。
で、4人でまずはトプカプ宮殿に行ってみた。
入り口はこんな感じ
中に入るとなんだかピースフルな雰囲気
公園みたい
さらに進むと宝石やら、きれいな部屋やら。
説明がないのでよく分からない。笑
これは図書館
この蝋人形が先生らしい。
オスマン文化では先生がとても尊敬されていて、弟子は何度もお辞儀しないと会えなかったんだとか
こういう礼節の文化って日本と似てるよね
確かに、ムスリムのお祈りも正座したり、土下座したりっていうポーズが日本文化とよく似ている。
なんかすごいこと書いてあるんだけど・・・笑
アラビア語が読めるチャラ男達は、しばしば壁に書いてあるオスマン文字を読んでくれる。
オスマン文字の元になっているのはアラビア語。
現在のアラビア語とはだいぶ違っているようだが、単語単語で読める部分もあるらしい。
これ、learning heart babyって書いてある
図書館の壁の金文字のところを読んだらしい。
babyって、なんだよ。笑
なんやかんや言いながらも、別の部屋にはイスラム教の預言者が握った剣や古いコーランなどがあり、真剣なムスリムのチャラ男は感動してた。
その説明を聞きながら私も感動。
俺からすると、日本というか東アジアって、なんだかもう別の世界。
日本人のシリアのイメージってどうなの?やっぱり悪い?
最初からイメージが悪いのかと聞いてきたのが印象的だった。
確かに、シリアと聞くと戦争や難民などちょっと怖いイメージがある。
でも、会ってみれば当たり前だけど普通の人間。
私にとっても中東は別の世界。
アラビア語が文字なのは知っていたけど私にとっては絵のように見えるから、それを読んでいるのが面白かった。
と話しておいた。