トルコではいつでもどこでも、とりあえずお茶
トルコ語でチャーイ(Çay)と呼びます。
トルコ人の「チャーイでもどう?」は
「ちょっとお話ししましょうよ」
の意味。
一人で歩いていると、土産物屋の店長に声をかけられてチャーイをご馳走されることもしばしば。
誰かの家に行くと、とりあえず「チャーイ?」と聞かれます。
チャーイは写真のようにガラス製の小さいカップに入っており、小皿の上にはだいたい角砂糖が2つ。
マドラー用のスプーンがついています。
会ったトルコ人は皆スプーンを小皿に置いてから飲んでましたね。
砂糖の数はお好みで
疲れているときは砂糖を1つ。
それ以外の時は、他で糖分をとっているから入れてないよ
因みに、チャーイにミルクを入れるのは邪道
トルコにはそもそもポーションミルクやコーヒーフレッシュが売っていないらしい。
(イギリス出身でミルクティー好きなトルコ在住ホスト談)
チャーイはこんな感じの2段ポットで作られます。
上の段には濃いお茶、下の段にはお湯が入っていて、2つを混ぜながら丁度良い濃さにしていきます。
家庭にもこのタイプの2段ポットがあり、チャーイを楽しんでいます。
日本でも売ってた。笑
朝ごはんと一緒にチャーイ、
昼ご飯、夜ご飯の後にもチャーイ、
寝る前の家族団欒にもチャーイ。
チャーイは食べ物の消化を助けてくれるんだそう。
イスタンブールのアジア側・ヨーロッパ側のフェリー移動でもチャーイを頂きました。
フェリー上をまわっているチャーイ売りを捕まえて、一杯2TL(40円)。
数年前まで1TLだったそうですが、そこは為替のリラ安のせいでしょうね。
フェリーを降りるときは、カップは片づけずにそのままでOK
フェリー乗り場でベーグル(Simit)を買えば、とても優雅な船の旅。
2つあるフェリーの駅の内、政府が運営している方の船を選ぶと政府公認のストリートミュージシャン(ストリートではない)のトルコ音楽が聴ける可能性も!
この政府公認のフェリーミュージシャンは、首から認可証を下げています。
稼ぐためというより、学生や仕事を引退した人が趣味でやっていることが多いそうですが、船を降りるときにみんなチップを払っていきます。