1326~1365年までオスマン帝国の首都として栄えた街、ブルサ。
商業なら絹織物(シルク)。食べ物ならイスカンダーケバブやピデリキョフテ、シロップ漬けの甘栗。冬にはスキーもできるというウル山の自然と、緑豊かな市街地。温泉保養地として栄えたたくさんのハマム。市街地からやや離れたギョルヤズはヨーロッパの美しい街30選に選ばれ、ジュマルクズクは世界遺産に登録されています。
今回はブルサの見どころの中でも市街地について紹介しておきます。
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ウル・ジャーミィー(Ulu camii)
ブルサ市街地の中心はウル・ジャーミーとそれを取り囲むバザールだと言えるでしょう。バザールには観光客用のお土産の他、タオルや衣類も売っています。
ブルサのモスクはイスタンブールのそれとは形が異なります。イスタンブールのブルーモスクなどは「ドーム型」に見えるが、ブルサのは天井にドームはあるものの、長方形に見えます。
屋内に噴水があるモスクは、このウル・ジャーミーだけなんだそう。ウル・ジャーミーの外側にも噴水はあります。
モスクでお祈りをする前に体を清めるべきなので、モスクの前の噴水でムスリムは足を洗います。そして、モスクには裸足で入ります。イスラム教の聖なる日は金曜日なので、金曜日の礼拝の時間には建物の外にまで人が並んで一斉にお祈りしていました。
女性はイスラム教への尊敬を示すために非ムスリムでも髪を隠します。
オスマン文字のカリグラフィも美しいです。
イェシル・ジャーミー(Yesil camii)
ブルサを代表するもう一つの美しいモスクがイェシル・ジャーミー。イェシルは緑という意味です。
ブルサではこのターコイズブルーのような色をよく見かけます。
内部も綺麗。
見学に来ていた地元の小学生に、一緒に写真を撮ってとお願いされました。一生懸命英語を話して可愛らしい。この辺りではまだアジア系が珍しいようです。カッパドキアやイスタンブールには中国人などのアジア系もかなりいましたが。
イルガンディ橋(Irgandi Çarşılı Köprü)
これは橋の上の商店街。
橋の上に商店街があるのは、このイルガンディ橋とフィレンツェのヴェッキオ橋、ヴェネツィアのリアルト橋、そしてブルガリアの「屋根付き橋」の4つだけだと言われています。
コザ・ハン(Koza Han)
コザ・ハンは、オスマン帝国のスルタンの命によって建設された隊商宿です。ハンというのが宿泊施設を意味するそうです。現在はその多くが改修され、カフェやレストランになっています。
門をくぐるとこんな建物が。上手い写真がありませんが、この建物を囲むようにカフェが並んでいます。
その中の一つがハチ・シェリフ(hacı Şerif)。トルコデザートの名店です。
〜トルコのデザート〜ローカルが作ったイーティングリスト
写真には映っていませんが、コザ・ハン内の四辺に建っている建物は二階建てになっており、2階にはシルクのスカーフが売っています。たった10TL(200円)でとても手触りの良い可愛いスカーフを買うことができました。
他にも見どころは沢山ありますが、今回はこの辺りで。
それぞれ近い場所にあるので、一日で沢山回ることができます。
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