2週間のトルコ滞在中、イスタンブールとブルサそれぞれでハマムに行きました。
ハマムはトルコのお風呂。
トルコも日本と同じように火山地帯なので、温泉が存在します。
ただ、トルコには日本のように裸になってお風呂に浸かる文化がありません。
水着を着て、水道がたくさん並んでいる浴室に入り、桶でお湯を汲んで体にかけるだけです。
サウナはあります。
ブルサのハマムに 一緒に行った22歳のトルコ人ホストは、ハマムは初めてだと言っていました。
まあ、日本でも若い人は銭湯行かないから同じような感じなんでしょうね。
イスラム教では女性同士でもお互いの裸を見るのは良くないという考えがあるらしく、完全に裸になるのはかなり抵抗があるそう。
イスタンブールのハマムに一緒に行った敬虔なイスラム教徒のホストは、上裸の女性を見るのも心地悪いそうです。
とはいえ、基本的にトルコは緩和されたイスラム教だからなのか、地元の人はほぼ全員ブラトップを付けていませんでした。
女性のお風呂でカメラを使うのは気が引けたので、中の写真は撮っていません。
ブルサでのハマム体験
ブルサではÇakir Hamamに行きました。
観光者用のゴージャスなハマムではなく、主婦のおばさん達が朝の井戸端会議に使うようなローカルハマムです。
入湯料のみなら40TL、マッサージ、垢すりがそれぞれ20TL。
垢すりとマッサージもお願いする場合の手順です。
ハマムへの持ち物
- 水着
- シャンプー等
- ケセ
- 化粧水など
セパレートの水着を用意しましょう。
垢すり・マッサージのとき、ブラは取られます。パンツもちょっとずらされます。
垢すりの後、持参したシャンプーを使って髪を洗ってくれます。
コンディショナーはしてもらえないので、これは持参したものを使って自分でやります。
ボディソープも自分でやりますが、泡を使ったマッサージなので大体洗ってもらえます。
垢すり用の布です。バザールで売っています。
垢すりを頼む場合、新品の布を使って欲しければ予め買っておく必要があります。
他の人の垢すりをした布でやられても問題ない場合は必要ないです。
ローカルなハマムには化粧水やヘアオイルは置いていません。
お風呂の後のいつものケア用品を持っていく必要があります。
ローカルハマムの入浴手順
- 料金を支払う
- 着替え
- 浴室
- サウナ
- 垢すり
- マッサージ
- 終わりに
まずは受付でハマムの入湯料と、垢すり代、マッサージ代を払います。
体に巻く用のタオルを渡されて、脱衣所に案内されるはずです。
脱衣所は鍵付きの個室です。
複数人で行っ場合はグループで一部屋案内されます。
ここで水着に着替え、受付でもらったタオルを巻いておきます。
地元の人の中にはブラトップを付けていない人も多いですが、上下とも水着を着たほうが良いと思います。。。
着替え終わったらケセとシャンプー、コンディショナー、ボディーソープを持って浴室へ。
浴室には洗面所のようなものが並んでいます。
蛇口が2つついていて水とお湯が出るようになっているので、洗面所に丁度良い温度のお湯を貯めながら桶でお湯を浴びます。
受付でもらったタオルは巻いたまま、濡らしてしまって問題ないようです。
お湯をかけることで皮膚が柔らかくなり、垢すりしやすくなるそう。
浴室のどこかにサウナがあるので、これも入っておきましょう。
汗が出て、垢が浮き上がってきます。
しばらくするとスタッフが浴室に入ってきます。
混雑している場合は好きなタイミングで垢すりの順番待ちの列に並びましょう。
シャンプーとケセをスタッフの見える位置に置いて、あとはなされるがまま。笑
ブラトップを脱がされ、うつぶせにされ、お湯をかけられ、垢すりされます。
顔まで垢すりされました。
シャンプーも力強く、終わったら水をバシャバシャかけられます。
垢すりが終わると専用の布袋で作った泡を体にかけられ、マッサージが始まります。
泡はソフトだけどマッサージはとにかくハード。
本当に力強く揉まれます。
マッサージが終わったら、また洗面所でお湯を浴びたり、リンスをしたり。
満足したら脱衣所に戻って着替えます。
ドライヤーは受付の側にだいたいあります。私が行ったところではどちらも1つしかなかったので、あまり落ち着いて使える感じじゃないんですけど。
注文すればチャイなども飲めるようです。
以上がハマムの一連の流れ。
ラグジュアリーなハマムではなく、ローカルのハマムに行っているからでしょうが、なかなか強烈な体験でした。
とにかくマッサージの力が強い・・・!
イスタンブールのハマムはとても混んでいましたが、ブルサのハマムはスッカスカでした。
おば様方が、朝モスクに行く前に体を清めるために来ることが多いんだそう。
夕方のちょっと早い時間だったから空いていたのかな。
日本とは全く違う温泉文化でしたが、体験できて良かった!